学び水道・下水道の仕組み

蛇口をひねれば出てくる水道水。どこで作られてどうやって流れてくるのでしょうか。また、使ったあとの水はどこに流れていくのでしょうか。

この水の流れの中には、いつでも安全な水を使って衛生的な生活を支える、加古川市上下水道局の役割がたくさん詰まっています。どうやって水道水が作られるのか、そして、使った後はどのようになっているのか、これから一緒に見ていきましょう!

~水道の仕組み~

水道水の材料になる水を集める「取水」

水道水を作るためには、その材料になる水が必要ですが、川や地下を流れている水を材料にして作られています。
加古川市の水道水は、そのほとんど(80%程度)は加古川を流れる川の水を材料にしていて、加古川大堰にためた水を利用して作っています。

集めた水をきれいにする「浄水」

川の水は、小さな汚れなどが混ざっているため、そのままでは飲むことはできません。
加古川市では川から集められた水を中西条浄水場できれいにしています。色々な設備や薬を使って小さな汚れなどを取り除くことで、みなさんが安心して飲むことができる水を作っています。

きれいになった水を皆さんへ届ける「配水」

きれいになった水は、ポンプを使って中西条浄水場から配水池(大きなタンク)へ送って貯めておきます。
配水池は山の上などの高い場所にありますが、これには理由があります。
水には高い場所から低い場所へ向かって流れる性質があります。これを利用することで、効率的に配水池からみなさんのおうちまで、水を送ることができるのです。

地震に強い「耐震管」

配水池から送られた水道水は、水道管を通ってみなさんのおうちへ届きます。この水道管ですが、地震が起きたときに壊れてしまい、水を送ることができなくなる場合があります。
そこで、加古川市では地震に備えて、これまでの水道管を「耐震管」に取り替える工事を進めています。
耐震管は、管と管をつなぐ「継ぎ手部分」と管の表面の耐食塗装に工夫があって、100年ぐらい耐久性があるといわれています(かこ水だよりVol3で詳しい説明が載っています!)。

みなさんの家の蛇口

川などから取水した水は、長い道のりをへて、ようやくみなさんのおうちの蛇口から出てきています。いつでも安全に使える水道水。大切に使いたいですね。
ちなみに、蛇口から出る水道水に問題がないか、市内のあちこちで浄水場の職員がチェックしています。水を作るときと送った後でダブルチェック!

~下水道の仕組み~

使い終わった水を流す「排水」

みなさんのおうちで、洗濯機やお風呂で使った水、お皿を洗った水、トイレの水はどうやって、そしてどこに流れて行くのでしょうか。

排水を集めて流す「下水道管」

お家やお店などから排水された水を「汚水」といいますが、汚水は各家庭の排水管から、地面の中の下水道管に集められて流れていきます。

また、町に降った雨の水は「雨水」といいますが、雨水は道路横の溝などから、下水道管に集められて流れていきます。

使い終わった水をきれいにして自然へ返す「下水処理」

汚水や雨水は、下水道管を流れてどこに辿り着くのでしょうか?
下水道管は最終施設である『下水処理場』につながっていて、ここに集められた汚水と雨水は、海や川に流しても大丈夫なようにきれいに処理されます。加古川市では、この処理を「加古川下流浄化センター」で行っていています。

※加古川下流浄化センターは、兵庫県が管理していて、加古川市・高砂市・稲美町・播磨町(2市2町)の下水を処理しています。

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