濁った水は、「ろ過」という方法できれいにすることができます。ろ過装置はペットボトルで簡単に作ることができるので、上下水道局の職員になったつもりでチャレンジ!水がきれいになる過程を実際に目で見て確かめてみましょう。
実験の前に
この実験で作った水は飲むことができません。濁った水が透明になっていく様子を観察してみましょう。飲めるようにするためには浄水場で追加の処理が必要です。
用意するもの
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・同じサイズのペットボトル2本
・カッターまたはハサミ
・ビニールまたはセロハンテープ
・脱脂綿
・ガーゼ
・小石
・砂利
・細かい炭
・砂
・泥水
手順
①小石、砂利、炭、砂をきれいに洗っておく。
②ペットボトルのフタに、シャワーの穴となるように複数の穴をあける。
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③②のペットボトルの底をカッターまたはハサミで切り、飲み口に脱脂綿をつめフタをしめる。(手を切らないように気をつけて!)
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④もう一方のペットボトルの上部を同じように切る(ろ過の受け皿として使用)。
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⑤けがを防ぐため、どちらもペットボトルの切り口にテープを貼る。
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⑥③のペットボトルに、小石、砂利、活性炭、砂の順で詰める。
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⑦砂の上にガーゼを敷き詰める。
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⑧泥水を注ぐ
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解説
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ろ過とは、液体に混ざっている汚れ(固体)を、別々に分けることを指します。その原理を利用し、濁った水をろ過することで、「濁り」と「きれいな水」とに分けることができるのです。水は小石や砂利のすき間を通るとき、そのまま通り抜けられる一方、粒子の大きな汚れはブロックされるので、きれいな水だけを取り出すことができます。